フットサルクイズ②

 
今年度も今月末にバーモントカップ香川県大会が始まります。

以前は出場チームが多数あり、香川県内でも予選が開催されていましたが、

近年は出場チームが減少していることが残念でなりません。


フットサルがサッカーのトレーニングとしても有効であることは

サッカー先進国が証明しているし、

アジアでもその重要性を理解してフットサルに注力する国が増えています。


日本も以下の観点から8人制だけでなく少人数制のフットボールを推奨しています。

○ 一人ひとりのボールタッチ数
○ ゴール前の状況の発生頻度
○ 全員が常にプレーに関わる








上記のメリットをさらに強くするために、

15才以下のフットサル競技規則には特別なルールが設定されています。


それは要約すると・・・

ゴールキーパーが自分のハーフ内から手で投げるもしくは蹴ったボールが、ピッチまたは競技者に触れることなく直接ハーフウェーラインを越えると、相手側チームに関節フリーキックが与えられる

というルールです。


つまり以前散見された、リスク回避のための投げ合い、蹴りあいによる

フットサルの長所を損なわないためのルールです。








そこでクイズです。

ゴールキーパーからのボールは直接ハーフラインを越えられません。

このルールを活かすために、どのような戦術が有効でしょうか?

この答は簡単だと思います。


続いて、その戦術をされた時にどう対応すればいいでしょうか?

この部分はフットサルの醍醐味の一つといえます。



少し難しい問題ですが、考えてみることが成長のきっかけになります。

ぜひ考えてみてくださいね。





>ゴールキーパーからのボールは直接ハーフラインを越えられません。
>このルールを活かすために、どのような戦術が有効でしょうか?


この答を導き出したスクール生はたくさんいましたね。

答はハーフラインより前でボールを奪うためにプレッシャーをかけるということです。



フットボールは

「攻撃」「攻撃→守備のトランジション」「守備」「守備→攻撃のトランジション」

この4つの繰り返しです。

チームによって得意な要素があると思いますが、

このU-15のフットサルの競技規則において、

「守備」に注目して戦略的にプレッシャーをかけることは非常に有効です。





>続いて、その戦術をされた時にどう対応すればいいでしょうか?


自分たちのクリアランス時にマンツーマンでマークにつかれると

ゴレイロはプレーが4秒以内に制限されている中で、

プレーの選択が非常に難しくなります。


現状でそれを打開する方法として多く取られている方法は

能力の高い選手へのパスとその選手の突破力に期待することです。

それで打開できてしまう点、それしか選択肢がない点を

改善できるチームが表れると、サッカーとは違う結果が出てくると思います。


フットサルの根本的な考え方は

スペースを作って、そのスペースを使うことです。

それをチーム及び4人のFP+GKでいかに共通認識を持つかになります。


能力の高い選手には相手チームの守備力の高いチームがマークにつくでしょう。

そうなるとその選手がサイドにポジショニングすることで、

相手の最も守備のうまい選手を引き出すことができます。


その逆サイドにできるスペースをいかに使うか。

例えばケブラという動き方があります。



現状ではフットサルの練習に時間を割くことは難しいチームが多いと思います。

ただ、スペースを作ってスペースを使うという考え方は

サッカーにとても活きてくると思っています。