ハラスメント


今年の夏は外部コーチとして指導させていただいているチームに帯同して、

県内外のジュニアの大会をいくつか観戦させていただきました。





今回は暴力・暴言の根絶やハラスメントの防止について。

JFAも多角的な取り組みを推進しています。

ゼロ・トレランスの姿勢で暴力・暴言等を根絶する ~子どもたちが安全に安心してサッカーに打ち込める環境を~








正直、何をもって暴言、ハラスメントとなるか微妙な部分はあるかと思います。

そこもJFAは懲罰基準を明確化しています。


僕は根本的に子どもが大好きで、

暴力はもちろん、暴言やハラスメントは一切ないと思っています。

でも、そういう人こそ思い込んでいるだけで危険なのかもしれません。

まだまだ勉強不足なので、しっかり勉強する必要があります。








さて、たくさんのチームを見た中で、

あくまで主観で、対照的な2チームの試合がありました。

その試合はたまたま僕が主審をさせていただいた、

あるトーナメントの決勝戦です。


決勝戦だけあって、選手のスキルやサッカーIQが高く、

客観的に見てもレベルの高い試合でした。





一方のチームはもう一方のチームよりもスキルが洗練されていて、

普段しっかりとトレーニングされていることを伺えました。


ただ、指導者の方がベンチから

一つ一つのプレーにずっとダメ出しをしている

しかも感情的に選手を非難しているように聞こえました。

鼓舞するためのパフォーマンスにも見えないし、

試合中ずっと止まることはありませんでした。



例えば

素晴らしい飛び出しで相手のスルーパスをクリアしたGKに対して、

「何故キャッチしないんだ」

「お前それだから・・なんだ」

と繰り返し繰り返し罵声にしか聞こえない言葉を浴びせていました。


GKがキャッチしなかった理由はペナルティエリアを出ていたからで、

その選手は考えを伝える隙間も与えられず、泣き出していました。

僕は近づいて「ナイスプレーだったよ」と声をかけましたが、

それで補えるレベルではない辛さだったと思います。



このプレーだけでなく、

指導者から前向きな声掛けや誉める言葉は一切なく、

終始罵声にしか聞こえず、

愛情の微塵も感じなかったです。





ピッチの中でも、

選手どうしが一つ一つのプレーに

「なんで」「おい」「もう」

とマイナスの声しか出ていませんでした。


ただ、選手はとても上手で、

この試合、残り1分30秒の時点で4-2でリードしていました。








一方のチームは対照的で

常に前向きな声掛けしか聞こえてこないチームでした。



例えば

DFが裏を取られて失点した場面では

MFの選手がその選手に対して、

「俺がパスの出どころへのプレッシャーが甘くてごめん。

俺もできるだけプレッシャーにいってみるから、

もう少しポジションを絞ってみて。

次はインターセプトしてカウンターにつなげよう。」


指導者の方は試合中はあまり具体的な指示はされていませんでしたが、

普段からしっかりトレーニングされていることがわかります。


個々のスキルは相手チームより劣るものの、

こういう声掛けばかりなので、

試合を進めながら徐々にプレーの質が上がっていきます。

雰囲気もとてもいいです。



1-4でリードされながらも諦めることなく、

後半途中で1点取り返して、さらに雰囲気がよくなり、

後半残り1分30秒をきってから、

2点取り返して同点に追いつきました。








結局PKで前者のチームが勝ちましたが、

試合後のベンチも対照的でした。


選手たちを強く非難し続けるチーム(why)

指導者と選手どうしで前向きに話しているチーム(how)








前述のとおり、

どこからが暴言で、ハラスメントとなるのか微妙だと思います。

ただ、明らかに言えることは、

片方のチームの子どもたちには笑顔がなく、

サッカーを楽しんでいるようには見えませんでした。








この試合に限らず、

暑い炎天下で

指導者が椅子に座り、

選手たちが立って話を聞いている姿も多く見ます。

中にはタバコや電子タバコを吸いながら指導されている方もおられます。








少年団の指導者は勘違いしてしまいやすい環境にあると思います。

子どもたちは素直で慕ってくれるし、

保護者の方が飲料や食事を用意してくれたり、

指導しやすいように、色々と気を使ってくれます。

注意してくれる方もいないので、

まるで自分が主役でチームが回っているような感覚になりがちなのかもしれません。


でも主役は子どもたちです。

子どもたちのために自分ができることを尽くすだけです。





フットボールが好きな子どもたちが

フットボールを楽しんで、

中学生、高校生、大人になっても

フットボールを続けてくれることを切に願います。







成長

 
外部コーチとしてチームを見させていただいています。

私にとって、とても大きな学びがある場になっています。





スクールでは現時点だけでなく将来も見据えて、

「個を伸ばすこと」に注力してトレーニングしています。


一方、チームでは「個々を活かすこと」を考えます。

しかし、個々の特徴である技術や判断力は

大前提として気持ちがないと発揮できません。

気持ちを作るために試合への入り方や雰囲気作りも重要です。

試合中はプレーの予測や修正力も求められます。





これはスクール生の試合を観戦に行った時に

試合の中でスクール生の上達を実感できたり、

意外な一面を発見できたりするとともに、

持ち味を発揮できていないと感じる部分があるのですが、

同じ要因だと考えています。








「スクールとしてもっとできることがある」

最近そう感じるようになっていました。


専門的な用語を使うと

アナリティクストレーニング、グローバルトレーニングだけでなく、

インテグラルトレーニングも実施していくということです。


元フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏は

インテグラルトレーニング=技術+戦術+フィジカル+認知力+決断力+集中力+モチベーション+守備戦術+攻撃戦術+ゲーム戦略+相手+ピリオドと言っています。





スクールが休みだった2週間を利用して、

県内外含めて、いくつかのチームやスクールの様子を見学させていただきました。

それぞれプレーモデルや理念があり、素晴らしいものばかりでした。

全国常連チームの指導者とお話しさせていただいた際には

インテグラルトレーニングを実施されているという話も伺いました。








現在のプラセール・フットサル・スクールのトレーニングに自信も持てました。

正直、スクールでは難しい部分もありますが、

インテグラルトレーニングを取り入れることで、

スクールとして成長して、

さらにスクール生にプラスになるスクールにしていきます。

何よりフットボールを楽しむことが一番大切であることは変わりません。





より楽しくなる
より好きになる
よりうまくなる
プラセール・フットサル・スクール






バーモントカップ

 
バーモントカップの香川県大会が開催されました。


バーモントカップは全日本U-12フットサル選手権大会です。

数年前とは違い、この大会に注力しているチームが増えてきた印象があります。

中にはフットサル専門チームもあり、

大会に賭ける想いが伝わってくるチームがいくつかありました。


フットサルはサッカーの要素が凝縮されているともいえる競技なので、

サッカーのトレーニングの一環として出場されることも有意義です。

以前のようにもっとたくさんのチームに出場してほしいと思います。


スクール生が所属しているチームもいくつか出場しており、

大会会場でスクール生に会えることも楽しみとなっています。








私は2回チームクリニックをさせていただいた少年団の

チームスタッフとして帯同させていただきました。

結果は予選リーグ敗退でしたが、

大変ありがたいことに数チームの監督さんから

どのような練習をしたのかご質問をいただきました。





攻撃のガイドラインは偽ピヴォと言われる戦術です。

フットサルの醍醐味の一つである

自分たちでスペースを作って使うことを

理解しやすく、様々な展開に発展できます。


クリニックは2回だったので、

ピヴォ当てに2人が時間差で絡むパターンと

ピヴォが空けたスペースを

フィクソとアラの2人の関係で使い、

フォア詰めまでのパターンを練習しました。


同じ考え方でキックイン、コーナーキック、クリアランスの

セットプレーを合計8種類練習しました。


守備のガイドラインは

相手陣地でボールを奪うフルプレッシャーです。


それと昨年度一年間で通算2勝しかしていないチームで、

気持ちの部分で負け前提で試合に取り組んでいる傾向があったので、

小さくても成功体験を多く実感できるようサポートしました。


サッカーではなかなか勝てないチームが

フットサルでは上位のチームに善戦したり勝てたりするのは

フットサルの特異性の一つだと思います。








優勝は丸亀FCさんでした。

選手一人ひとりのスキルと能力が高く、

攻撃力が際立っていました。


全国大会でのご活躍を期待しています。





中高生クラス

 
新年度から中高生クラスの人数が増えて、

トレーニングの質が高くなっています。


フィジカルも成長する時期なのでフィジカル面にも負荷をかけ、

そのうえで頭を使うトレーニングをしています。








毎回のトレーニングはテーマに応じて段階的にトレーニングしていますが、

最後に行うゲームでは様々な制限をかけます。


例えばシュート

「シュートはハーフラインを越えてから」

「ダイレクトシュートのみ有効」

これだけでゴール前の様々な工夫が生まれます。


チェックの動きや体の向き、

パスを出した後の動き。

中高生にもなると、自ら考えて様々な工夫が生まれてきます。


ここにフットサルのエッセンスを加えて、

論理的に何故必要か、何故有効なのかを伝えることで、

自分のものにするスピードも早いです。

当然、フットサルだけでなくサッカーにも活かせます。


サッカーチームに所属している選手で本当に多いと感じるのが、

ラストパスを出してプレーを終える選手。

上記の設定をすると、フィニッシュまで関わる動きが出てきます。

2枚目だけでなく3枚目も関わってきます。

その中でリスクマネジメントも考える必要が出てきます。



今月のテーマはトランジションなので、

「全員がハーフラインを超えていないとゴールは無効」

という設定を加えると、トランジションが早くなり、

フォーメーションのバランスも間延びしなくなります。


当然、運動量も多くなって、

その中で刻々と変わる状況で連続した判断が求められます。

中高生クラスはプレッシャーも早いので、

判断スピードも求められます。





この年代で当スクールでフットサルのトレーニングをできることは

有意義だと自負しています。

昨年度在籍していた選手はFリーグ所属クラブへ入団しました。


定員数は12名と少ないので、

興味を持っていただける場合は是非お早めに無料体験をお申し込みください。



無料体験のお申し込み
 






チーム

 
ある少年団の外部コーチとして契約させていただいて3週間が経ちました。

私のスケジュールが空いていて、

チームからのオファーをいただいた日程で

お手伝いさせていただいています。





チームの子どもたちはサッカーが大好きな選手ばかりです。

ボールが好きで友達が好きで、夢中でボールを追いかけています。

これは最も大切な不変の真理です。





でも試合ではなかなか勝てていない状況。

この3週間で見る限りではその理由は2つあると考えています。


1つは知識や技術、戦術などフットボールに関すること。

1つはフットボール以外のことです。








チームを見ることにスクールとは別の面白さを感じています。

まずチームにベクトルを付して導いていけることです。

選手の個性を見極めて、チームのプレーモデルを確立し、

プレーモデルをベースに選手に求めるプレーをトレーニングする。

たった3週間でも小さな改善が見られて、

チームの成長を感じられることも面白さの一つです。





スクールはチームでは時間等の関係でなかなかフォローしづらい

知識、技術、個人戦術を強化することができます。



プラセール・フットサル・スクールでは

どのレベルの選手でも楽しみながら上達させることを目的としています。

もちろんスクール加入の際にセレクションはないし、

経験のないお子様でもチームに所属している選手でもご入会いただけます。

個々のレベルの応じて指導させていただきながら、

様々な相乗効果が生まれています。



チームの活動に関わってみると、スクールの存在意義を改めて強く感じています。

チームでは活動できる日数が限られている状況で、

スクールに通うことはとても有意義なことだと思います。

スクールで強化すべきこと、スクールだからこそできることも見えて、

よりモチベーションが上がっています。








今回チームを指導するにあたって【アクション】という基本テーマを設定しています。

プレーでもプレー以外でも「自ら行動を起こす」という意味を込めています。



【アクション】は今勝てていない2つの理由の改善につながるはずです。

今はフットボール以外の取り組み方の部分をゼロから考えさせることが多いです。

今まで言われたことがなかった様子ですが、何故必要なのかも伝えています。

一事が万事です。

習慣になると自ら考えるようになり、サッカーも変わってくるはずなので、

そこを楽しみにしています。