チームクリニック『Sunrise Futsal Club』様


三豊市を中心に活動している

Sunrise Futsal Club さんのチームクリニックをさせていただきました。

Sunrise Futsal ClubさんのFacebookページはこちら ⇒ Sunrise Futsal Club



参加していただいたのは3年生から5年生の12名。

参加希望者が大勢いる中、12名に絞っていただいたので、

見学されている選手もたくさんおられました。




まずは鬼ごっこでアイスブレイク。

普通の鬼ごっこではなく、考える要素が入った鬼ごっこです。



少しパス&レシーブを見てから

インサイドキックを修正させていただきました。

スクールでも実施している蹴り足を前に出す蹴り方です。

変な癖がついていない今のうちから身につけてほしいスキルです。








続いて今回のテーマの一つ「デュエル」。

目の前の相手に負けないということと、ボールの奪い方を練習しました。

まずボールの奪い方を知るだけで、子どもたちのボール奪取力はグンと上がります。

それに伴って、ボールを奪われないようにキープする力も上がります。


その状態でゲーム形式で1対1を実施しました。

攻撃面では間合い、守備面ではボールの奪い方の部分にアプローチしました。








2つ目のテーマは「未来」。

「未来」は当スクールの魔法の言葉の一つです。

試合中でもこの一言で伝えたいことが伝わるようになります。

ロンドでポイントをトレーニングしました。


選手たちはプレーの優先順位を理解し、

体の向きや使う足を工夫してくれました。

最初は数回しか繋がらなかったロンドですが、

最後は数十回繋がるまでになりました。








3つ目のテーマは「パスの質」。

2人の関係での展開の中のスルーパス・ワンツー・バをする中で

パスの質の3つのポイントを理解してもらいました。

さらにデスマルケの動きとフィニッシュの精度についても説明しました。


パスはなんとなく蹴っていた印象がありますが、

質にこだわることで明らかに精度が上がりました。








最後のゲームではチームを勝利に導くために2つのことに取り組みました。

1つめは相手コートでボールを奪うこと

2つめはスルーパスやワンツーを成功させる条件





選手たちは最初から最後まで集中して楽しんでくれて

多くの改善がみられるクリニックとなりました。

選手や保護者の方からもご質問をいただいて、とても有意義な時間になりました。


早速、次回のチームクリニックもお申し込みいただき、ありがとうございます。

今回よりもクオリティの高いトレーニングができるよう、準備しておきます。





フットサルを毎週体育館で練習できる環境があって、とても素晴らしいですね。

コーチ達も熱心で子どもたちも素直で積極的で素晴らしいチームです。

応援したいチームが一つ増えました。







チームクリニック 栗林SSS様(フットサル)

 
バーモントカップの代替大会である

香川県U-12フットサル選手権大会2020に出場された

栗林サッカースポーツ少年団様から依頼をいただき

大会前にフットサルのチームクリニックをさせていただきました。


選手構成は6年生が5名、5年生が4名と5年生GKが1名の計10名。

昨年度は公式戦で勝利したことがないというチームです。





今回はトレーニングの機会を4回いただけました。

戦術面では

①フルコートプレスの守備

②ピヴォを置いた3-1システムでの攻撃

③サインプレー

サッカーにつながるフットサルという観点からこの3点に注力して、

選手たち(と保護者様)に勝利の喜びを味わってもらうことを使命として取り組みました。



また、自分たちが勝てる部分で勝負することと

常に前向きな声をかけあって雰囲気よく戦うことを確認しました。








①フルコートプレスの守備


フットサルはGKのプレーは4秒以内に制限されています。

また、U-15のフットサル競技規則では

GKからのフィードはノーバウンドでハーフラインを越えられないというルールがあります。

つまり素早く切り替えてポジショニングして

ハーフコートより前でボールを奪いにいくことが有効になります。



このルールは育成年代にとって、とても有意義なものです。

サッカーと比較してコートが狭く、人数が少ないので、

マークの決定・ポジショニング・予測・寄せるスピード・インターセプト・ボールを奪いきる

など一人の役割がより明確で

エラーが起こった時の原因がわかりやすく、改善しやすいです。


さらにカバーリングも重要になるため

カバーのポジションとコーチングが重要になります。

さらにはGKのカバーリングも重要になります。

そしてトランジション(切替)の早さが欠かせません。

間違いなくサッカーに必要な要素が凝縮されています。



少し守備からは話が逸れますが

フットサルではシュートはGKが反応しづらいニア上かフォア下を狙うのが鉄則です。

栗林SSSの選手にはシュートはフォアへ枠から外して打つように伝えてきました。

ボールの失い方が悪いとカウンターを受けるからです。


ゴールを奪えなくてもすぐに切り替えて

またフルコートプレスでボールを奪いにいけばいいだけです。


これは今大会の守備に関する実際の映像です。

※ 対戦相手様より動画利用の承諾を得ております








②ピヴォを置いた3-1システムでの攻撃


フットサルのシステムはたくさんあり、戦術もたくさんあります。

その中でピヴォを使った3-1システムを実施しました。


ピヴォにクサビのパスを入れて、2人目3人目が絡むピヴォ当てをベースに

ピヴォが作ったサイドのスペースを使うことが狙いです。



スクールでも「未来」という言葉を使ってプレーの優先順位を伝えていますが

ピヴォ当てを意識することで選手の顔が上がり、ダイレクトプレーも出てきます。

また、ピヴォを使うことでサイドにスペースを作ることができます。


ピヴォ当てに関する実際の映像です。

プレーの質は高くないですが、しっかりピヴォを使えています。






相手が前からプレッシャーにくる中で

狭いピッチでいかにスペースを作って、そこを使うかがポイントです。

特に右サイドにスペースを作って

スルーパス・ワンツー・バで突破する部分はかなり良くなりました。


もちろんゴールを奪うことが目的なので

シュートはフォアに打って、しっかり詰めます。




使える映像がスルーパスの映像しかありませんが

見事に右サイドにスペースを作って使えています。









③サインプレー


サインプレーは全部で15個取り組みました。

キックインが7つ、コーナーが4つ、クリアランスが3つ、キックオフが1つです。

基本的にインプレー中と同じコンセプトなので混乱はありません。

一つ一つのサインプレーの狙いを理解することは

フットボールの原理原則を理解することにもつながります。


個で得点を奪える選手がいないことと

プレス回避するために、サインプレーはとても重視しました。


サインプレーは全てを見せられませんが

よく知られているキックインのチョンドンの映像です。









フットサルの試合でチームを勝利に導くためにはベンチワークが重要になります。

ベンチワークが勝敗を左右することも多々あり、交代も重要な戦術の一つです。


詳細は割愛しますが、2分程度で交代を繰り返し、

選手は常にフレッシュな状態で頭もクリアにプレーできたと思います。

もちろん全員をほぼ同じ時間試合に出場させています。



選手には自分が出場している時間帯の

得失点差をプラスにするように指示しました。

そうすることで個の役割が明確になり

スコアや時間帯などの状況に応じたプレーを選択できるようになります。








4回のクリニックでしたが

戦い方や考え方が随分変わったのではないかと思います。


最初に確認した

自分たちが勝てる部分で勝負することと

常に前向きな声をかけあって雰囲気よく戦うこと

もしっかりとできていました。





結果は予選1勝3敗で5位(最下位)

5位トーナメントを勝ち上がって優勝。

目標であった(数年ぶりとなる)勝利の喜びを

感じてもらうことができた点はホッとしています。

そしてフットサルって面白いという感想が

いくつも聞こえてきたことをとても嬉しく思います。


今回の経験は間違いなくサッカーにも活きるので

今後の栗林SSSさんのご活躍を期待しています。





この大会に出場した選手の中から

将来フットサルの道に進む選手が出てくることも楽しみにしています。



チームクリニックは随時受け付けております。

初回無料ですので、お気軽にお問合せください。

詳細はこちら ⇒ チームクリニック






 





出張コーチング

 
先日、出張コーチングをさせていただきました。


保護者様に写真を撮影していただけました。

トレーニングに入る前にトレーニングのルールと目的をミーティングで選手に説明しています。




 




テーマは守備時のマークのポジショニングでした。

マークのポジショニングの5つの条件のうち

4つの条件を常に満たすことを

まずはフリーズしながらトレーニングしました。

まずこの条件を知るだけで、何がエラーの原因かがわかるので

マークの質が上がります。



何度もミスやエラーをしながらも

選手たち自身が考えて修正していました。



さらに、ボールホルダーのボールの持ち方とプレッシャーのかかり方で

プレーを予測してポジションを調整することをトレーニングしました。

ここまでくると、何度もインターセプトに成功する選手が出てきます。



インターセプトできた理由を具体的に伝えると

他の選手もマネするので、トレーニングの質が上がります。



最後のゲームでも選手たちがチャレンジしてくれて

短い時間のゲームでも駆け引きと運動量が多いゲームになりました。


貴重な機会をいただいて、ありがとうございました。








プラセール・フットサル・スクールでは出張コーチングも随時受け付けております。

フットサルでもサッカーでも対応させていただきます。

トレーニングの内容は予めご相談させていただきます。


初回無料で実施させていただきますので

下記リンク先よりお気軽にお問合せください。

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