2018年5月度ゲームデイ

 
5月のゲームデイを開催しました。

今月のテーマは「レガッテ(突破のドリブル)」でした。


フトコロの深いところでボールを持ち、

相手の重心を動かし、

相手より半歩速く突破する、

レガッテを練習してきました。

特にサイドでは突破にチャレンジすることを促しました。








それではMVPの発表です。


火曜日 U-9クラス
だいち選手



 
数か月前まではパスコースがあってもドリブルの選択肢しかありませんでしたが、

ドリブルとパスの選択肢を持ったうえでプレーの判断ができるようになってきました。

そうなるとドリブルにも磨きがかかっています。





火曜日 U-12クラス
ゆうき選手、かいと選手



 
2人が同率でMVPとなりました。

このクラスは定員まであと1名となっており、

高いレベルで切磋琢磨できているクラスです。

フットサルは全員で守備をして、全員に得点のチャンスがあります。

そういう意味でも今回最も楽しめた2人だったと思います。





木曜日 U-12クラス
ゆうま選手



 
4年生ながらリスクをケアするポジショニングをできる選手です。

技術もしっかりしているので、攻撃の起点にもなれます。

判断が少しずつよくなってきているので、

日本代表の長谷部選手のような選手を目指してほしいです。








毎回、その月のテーマを確認してゲームに入ります。

テーマに関しては意識している選手が多く、いいプレーがたくさん見られます。


ボールを持ったら、自信がなくてパスコースを探していたのに、

果敢に突破にチャレンジして、

成功体験を経験した選手がたくさんいたことが嬉しかったです。







2018年6月のテーマ

 
6月のテーマは「コントロールオリエンタード」です。

方向付けをしたコントロールです。



フットサルは足裏で足元に止めてから考えるからダメだと言われることはもうなくなりました。

プレッシャーが激しいフットサルで、ボールを足元に止めることは実は殆どないです。

むしろトラップは止めるのではなく動かすという感覚です。


ファーストタッチはスペースを認知して、体の向きを作って、

最初のタッチでスペースへ運ぶことをイメージしますが、ファーストタッチとも少し違います。


相手との間合いを作るために、バックステップをしながら後ろへコントロールすることもあります。

体の向きとは逆方向にコントロールすることもあります。

どちらも相手の位置と状況を判断したコントロールで

ゴールを目指すコントロールオリエンタードです。


コントロールオリエンタードはサッカーに活きる重要なスキルの一つです。

サッカー界ではネイマール選手やイニエスタ選手が例としてよく挙げられます。








毎回の練習の最後はゲームを行います。

毎回のようにコントロールオリエンタードができればいいプレーになったと感じるプレーがいくつもあります。



コントロールオリエンタードは昨年度は5月のテーマとして実施しました。

コントロールオリエンタードを練習したことによって、

全てのプレーが明らかに上達した選手がいます。


今回も開花する選手が出てくることを楽しみにしています。






再会

 
僕が少年の指導に携わって、11年になります。

当時小1だった子は今は18才、

当時小6だった子は今は23才です。





最近、指導に関わった選手にたまたま再会したり、

SNSを通じて連絡をくれる機会がかなり増えてきました。

今日だけで3人。

1人は総体を1ヵ月後に控えた中学3年生と再会。

1人は総体を翌週に控えた高校3年生と再会。

1人は大学に進学して地域リーグ所属のフットサルチームに入部した大学1年生からの連絡。

昨日は名門高校サッカー部に進学した高校1年生にもたまたま会いました。



子どもたちは成長に伴って、背も伸びて顔つきも変わっていて、

敬語を使えるようになって違和感を感じたりもしますが、

もちろんよく覚えている子たちばかりです。








とても嬉しいことが2つあります。

1つはみんなフットボールを続けていること。

僕が一番大切だと思っていることです。



もう1つはみんな僕のことを覚えてくれていること。

当たり前のことのように思いますが、

スクールとして関わってきた選手たちなので、

週1回のスクールで年間40回程度、

複数のコーチが交代で見るので、

実際はその半分程度しか直接関わる機会がなく、

さらにアシスタントという立場だったので、

チームの指導者とは少し違う部分があると思います。


その中で、常に見られているというプロ意識を持って、

絶対に他のスタッフよりも楽しませるという想いを常に持って、

子どもたちに接してきたことが報われた想いです。








プラセール・フットサル・スクールのスクール生たちとも

数年後にバッタリ再会することがあると思います。

大袈裟な言い方ですが、

覚えてくれているだけでなく、

子どもたちの人生にとってプラスになるような関わり方をしていきたいと思います。



僕自身はまだまだ勉強不足なので、

もっと子どもたちを楽しませて、もっと上達させられるよう精進します。





レガッテ

 
今月のテーマはレガッテ、突破のドリブルです。


子どもたちの反応を見る限り、

サッカーチームに所属している子どもたちにとっても、

おそらく教えてもらったことのないボールの持ち方を伝えています。


ディフェンスとの間合い

駆け引き

ふところの深さ

相手の重心を動かす

半歩速く進める運び方


僕が学生の頃には教えてもらったことはありません。





このボールの持ち方はFリーグではサイドの1対1でよく見ます。

サッカー日本代表では長友選手や乾選手がやっています。


難しいボールの持ち方です。

それでも子どもたちは理屈を理解して

「なるほど!」という声が聞こえてきます。








今月は形を変えながら1対1のメニューを多く取り入れています。

子どもたちは自分なりに考えて突破にチャレンジしています。

そこに個々の状況に応じてエッセンスを与えています。


最後のゲームの時間にはサイドでの突破のチャレンジが増えてきました。

とても手応えを感じるトレーニングになっています。



月間テーマとしては年間1回のチャンスですが、

イベント等で定期的に実施していきたいと感じています。






フットサルの聖地

 
トップチームが名古屋へ遠征をしてきました。


会場は日本のフットサルの聖地と言われている「武田テバオーシャンアリーナ」。



日本唯一のプロフットサルチーム「名古屋オーシャンズ」の本拠地。

初めて会場へ行ったメンバーは建物の迫力に圧倒されていました。





当日はFリーグ所属の複数のチームが会場でトレーニングマッチを実施していました。

地方の僕たちにとっては非日常なことばかりで興奮気味でした。

しかしここでは日常。

情報さえつかめば観戦もできるし、身近にトップ選手がいる環境。

こういうところからも四国との差を感じました。










話は戻って

トップチームの対戦相手は「名古屋オーシャンズ サテライト」さん。

サテライトと言っても昨年度の地域チャンピオンズリーグ日本一のチーム。

過去に多くのFリーガーだけでなく日本代表選手も輩出しています。


簡単に対戦してもらえる相手ではありませんが、

監督さんと交流があり、対戦が実現しました。



 


戦術、個々の能力、2人の関係の質、サインプレー、戦略、

あらゆる面で力の差を感じましたが、

通用した部分もあり、非常にいい経験をさせてもらいました。

このレベルの試合はかなり楽しいです。





四国フットサルリーグは5月13日に開幕します。

開幕まで残り2週間。

今回の経験を活かして準備を進めていきます。

スクール生の皆さんも応援してくださいね。










あと一つ特筆したいことがあります。

今回、廊下などですれ違ったFリーグのトップ選手たちは

初対面で見ず知らずの我々に対して、

全員が彼らから「こんにちは」と挨拶をしてくれました。


僕はいくつかのスポーツのプロ選手と会う機会がありますが、

フットサル選手が断トツで一番印象がいいです。

選手一人ひとりが業界を盛り上げる責任を持っていることを感じました。


とても大事なことです。

プロアマチュア問わず、色んな方から支えてもらってプレーできますからね。


スクール生の皆さんも、自ら元気よく挨拶をできる選手になりましょうね。