コントロールオリエンタード

 
今月のテーマは「コントロールオリエンタード」です。
毎年年度初めに設定するテーマで、方向づけをしたコントロールという意味です。ボールの置き所や持ち方、タッチの方向と強さ、体の向きなどを「未来」という言葉を使いながらトレーニングしています。

殆どの選手が利き足を使ってコントロールをします。それが悪いとは言いませんが、プレーの選択肢を減らしていることが多いです。また、タッチの方向や強さ、置き所が悪くて選択肢が限定されることも少なくないです。


一週目はロンドでそのトレーニングをしました。2タッチ以下の制限付きです。ロンドをすればコントールオリエンタードのスキルが顕著に表れます。特に体の向きと使う足、ボールの置き所を意識してもらいます。
最初はパスが10回通らなかったけど、余裕でパスが10回回るようになっていきます。そうなると未来を意識してもらうために制限をつけていきます。選手たち自身がどこにエラーがあったか理解して修正できるようになります。

ロンドは楽しいし、何を意識するかでとてもいいトレーニングにもなります。一週目はとてもいいトレーニングができたと感じています。
このトレーニングをするとチーム所属の有無に関わらず、劇的に変化する選手が数名現れます。一週目のトレーニングを終えた時点で既に変わった選手が1名います。おそらく二週目、三週目にも現れてくると思います。