全日本女子フットサル選手権大会 四国大会

 
当スクールのスクールマスターである権田が監督を務めている『Riz・Fer(リズ・フェール)』が1月28日(日)にとくぎんトモニアリーナ(徳島県)で開催された全日本女子フットサル選手権大会四国大会に香川県代表として出場しました。

 
優勝を目指していた四国リーグは勝点1差で2位で終わり、全日本女子フットサル選手権にかける想いは一入でした。権田コーチとしては全国の舞台をプラセールや香川県選抜などで数回経験しており、なんとしてでもあの震えるような全国の舞台の経験を選手たちに経験してほしいという想いを強く持っていました。


準決勝の相手は松山城北FCLBさんでした。僕が監督を任せていただいてから7試合で敗戦は1試合だけなのですが、その唯一負けた相手で、チームとしては今季2戦2敗、突出した個を持っている選手がいるチームです。決勝のことは考えず、この準決勝に120%出し切ることが必要でした。

過去の対戦時の試合全体の流れと、得点シーンと失点シーンを分析して、どういうゲームプランで戦うのかを共有して臨みました。選手たちはゲームプランを理解したうえでアグレッシブに戦ってくれました。攻撃面は思い描いていたのとは程遠い内容でしたが、コンセプトとして共有している "熱く" "ポジティブに"戦うということをベンチも含めて全員で貫いてくれて、リスタート時のプレー原則のところを完璧に実践してくれて、なんとか勝利することができました。


もう一方の準決勝で四国リーグ上位リーグのチームを破って勝ち上がってきたJOGADAさんが決勝戦の対戦相手となりました。リーグを進めるにつれて明らかにフットサルの質が上がっているチームです。そのうえ気を付けるべき個の能力が高い選手が複数いるチームです。個人的には生では初見の対戦相手だったので、相手どうこうではなく自分たちのストロングポイントを発揮することに注力して臨みました。

普段のリーグは20分プレイングタイムの前後半です。今大会はそれを2試合やります。ある意味男子より過酷な状況です。体力面をどうマネジメントするかは重要なポイントとして考えていましたが、選手たちは気持ちで体力の部分をカバーしてくれました。
しかしこういう一発勝負のゲームでは一瞬の気の緩みがゲームの流れと結果を左右します。それをコントロールすることにパワーを使うことが多い、とても疲れる試合となりました。実際に前半は3-0でリードしていましたが、後半途中で4-3まで追いつかれました。

全体のマネジメントは即断ができず監督として反省点が多かったのですが、このゲームは個の能力に助けられたゲームとなりました。結果6-4で勝利。四国代表として全国大会へ進出する権利を獲得しました。



 

今年度当初のリズの四国リーグの映像を観た時、正直、ただのミニサッカーでとてももったいないと感じました。そこから考えると明らかに違うチームに成長しました。彼女たちのひたむきな姿勢と努力は尊敬に値します。

全国大会は2/10-2/12に栃木県で開催されます。全16チームによる負ければ終わりのトーナメントです。
全てのチームが格上ですが、まず初戦を勝ちにいきます。

まだまだ色んな意味でとても若いチームです。全国レベルを経験することで、大きなステップアップをすることは間違いありません。ぜひ注目していただければと思います。



冬休み短期教室

 
冬休み短期教室を開催しました。

今回は早々にU-10クラスが満員となったため、U-9クラス・U-10クラス・エリートクラスの3カテゴリーで開催しました。
スクール生だけでなく、一般のお子様にもご参加いただけて、少し普段とは違う雰囲気のトレーニングになりました。



◇ U-9クラス ◇
テーマ:幅を取ることで有利になることを実感する

アイスブレイク
トラップ&パス
1対1ゲート突破 鬼ごっこ
2対1ゲート突破(ハンドパス)
2対1ゲート突破
ナンバーズゲーム
6ゴールゲーム


低学年のうちは団子サッカーになりがちです。
これはまだボールと自分の関係しか見ることができないので、全員がボールに寄ってしまうことが大きな原因です。

トレーニングの中で幅を使うことで簡単にゴールを奪える成功体験を繰り返しました。
最後のゲームでは認知すべき人数が増えたことで団子になってしまう場面もありましたが、一方で幅を取ることが有利であることを理解した選手が簡単にゴールを奪うと、みんなもマネしてコートを広く使えるようになりました。

何度もゴールが決まるようになり、「こんなに広がられたら守りにくいからズルい」という声も聞こえてきました。
ディフェンスの視点からここに気づけたことも素晴らしい経験になったのではないかと思います。



 


◇ U-10クラス ◇
テーマ:意図してスルーパス・ワンツー使って突破する

アイスブレイク
トラップ&パス
スルーパス
ワンツー
フニーニョ
ゲーム


試合中にたまたまワンツーができたという状況はたくさんあると思います。
これを意図してその状況を作って、スルーパスやワンツーで突破することをトレーニングしました。

どうすればその状況を作れるのかは、流石スクール生たちは理解していました。
スクール生たちのプレーがお手本となり、他の選手たちもイメージすることができたと思います。

また、その中でパスの質に注力しました。
当スクールではパスの質とは方向・強さ・タイミングと設定しています。
パスミスが起きた時に、どこにエラーが起きたのか、どう改善すればいいのかを選手が理解して修正します。

フニーニョでは一人をGP(ゴールプレイヤー)に設定して実施しました。
状況を作り出すことができるようになったので、GPを使いながらスルーパスやワンツーが何度も見られました。

最後のゲームではフリーマンに入ったコーチも使いながら、意図してワンツーを使える場面がたくさんありました。
これができるとフットサルやサッカーの面白さが倍増します。



 


◇ エリートクラス ◇
テーマ:デスマルケで勝負を決める

アイスブレイク
トラップ&パス
1対1(2ゴール)
スルーパス
ワンツー
1対1+サーバー
ゲーム


ボールを扱う技術は同じ学年でも年々上がっていることを感じます。
一方、高い技術を持っているのに対して、オフザボールの動きが上手いと思う選手はとても少ないです。

デスマルケとはマークを外す動きのことです。
U-12クラスではボールを受けて勝負することではなく、ボールを受ける前に勝負を決めることに取り組みました。

デスマルケのポイントはマークの条件を壊すことです。
選手たちはこのポイントを理解して、ボールを受ける前に勝負を決められるようになりました。

また、パスの質もさらに細かいところまで要求しました。
これはフットサルのキックインやコーナーのキッカーに必須のスキルで、ボールの置き所・目線・身体の向きも意識してもらいました。

デスマルケを教えてもらう機会はとても少ないと思います。
その分、選手たちにとっては新鮮だったようで、とてもワクワクした様子で積極的にチャレンジしてくれました。



 



スクール生たちにとって、普段とは違うメンバー構成でのトレーニングとゲームとなり、違った一面を見ることができました。
これは早速新年のトレーニングから還元していきます。

一般のお子様たちにとって、とても楽しんでトレーニングをしてもらえたのではないかと感じています。
即日ご入会のお申込みをいただいたお子様もおられました。

今回は2日間という短い時間でしたが、とても手応えを感じております。
各カテゴリーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!



2024年1月のテーマ

 
1月は《ディフェンス》をテーマにします。

ディフェンスはフットサルやサッカーの4つの局面の一つです。
フットサルでは当然ですが、現代サッカーでは全てのポジションの選手にディフェンスを求められています。

当スクールではディフェンスをとても重視しています。
守備力が上がることで攻撃力が上がるからです。


当スクールが設定しているディフェンスの目的は"ボールを奪うこと"です。

個人でボールを奪う
グループでボールを奪う

この2つをトレーニングします。


当スクールにも大きく分けて攻撃タイプの選手と守備タイプの選手がいます。
攻撃タイプの選手には守備が前線から始まることを理解するトレーニングになります。
守備タイプの選手はよりストロングポイントが磨かれるトレーニングになります。



プラセール・フットサル・スクールでは各曜日の通常クラスに無料で体験参加をしていただけます。各クラス定員数を設定しております。ぜひお早めにお申し込みください。



無料体験のお申し込み
 


フットサルがサッカーに有効だという記事をまとめています。ぜひ参考にされてください。 ⇒ フットサルの価値




2023年12月度ゲームデイ

 
12月度のゲームデイを開催しました。

12月のテーマはフィニッシュでした。
シュートではなくフィニッシュにしているのには2つ理由があります。1つは決めきるということ。もう1つはやってはいけないシュートをしないということです。

特にフォア詰めの共通認識を持てるようになりました。
また、個のシュートのテクニックとして、GPの重心をズラすことと反応しづらいコースと高さのシュートのトレーニングをしました。
シュートはみんな大好きなので、終始盛り上がるトレーニングとなりました。


それでは優勝チームの発表です。

火曜日 U-9クラス
『パプリカ』



火曜日 U-12クラス
『グリーンカレー』



水曜日 U-9クラス
『オレンジジュース』



水曜日 U-12クラス
『メロンソーダ』



木曜日 U-9クラス
『グリーンファイヤー』



木曜日 U-12クラス
『野菜』



木曜日 エリートクラス
『バイエルン』



金曜日 U-9クラス
『ケチャップ』



金曜日 U-12クラス
『もう冬ですね♪』



優勝チーム以外からのキャプテン賞選出



 
☆ 今月のプラセール賞 ☆

いつき選手
入会当初はキックはトーキックになりがちでした。パワーがあるので、トーキックのシュートがかなり強烈であることも拍車がかかり、足元にきたボールはとにかくつま先で蹴ってしまっていました。しかしキックターゲットでインサイドキックのフォームを身につけ、パワーがあるので球質のいいインサイドキックを蹴れるようになりました。それが自信となり、プレッシャーを受けながらでも正確なスルーパスを出したりして勝利に貢献しています。


るい選手
1年生なのでまだパワーはないけど、インステップキックをしっかり蹴れるようになりました。スピードがあるので、スペースに走りこんでパスを受けてインステップで強いシュートを打てます。今月はシュートを打つコースもトレーニングしたことで、より効果的なシュートを打てるようになりました。


とうきちろう選手
一見控え目な性格に見えますが、実はプレーはアグレッシブな面もあります。ボールを持ったら積極的にゴールを目指すことが持ち味ですが、今月はボールフィーリングで関節視野でボールコントロールすることもトレーニングしたので、ゲームでも視野が広がり、スペースを見つけて突破やパスなどのプレーもたくさん出ました。


かいり選手
1年生ですがアグレッシブな守備ができ、体を使ってボールをキープしながら突破する力があります。いつもニコニコしていて、コーチから言われたアドバイスを自分で整理して一つ一つ組み立てて再現するところがとてもかわいくて頼もしいです。このままフットサルやサッカーを楽しみながら、上達してほしいです。


こう選手
上手くなることに貪欲。特に毎週新しく習うテクニックに関してはどんなテクニックをするのかのワクワク感と、ポイントを意識してチャレンジする姿勢が素晴らしいです。ゲーム中も常にポジティブな声を出し、全力でプレーしていることが今回のプラセール賞受賞につながりました。


皆さんおめでとうございます!


1月のゲーマは《ディフェンス》です。
当スクールの考えるディフェンスの目的は"ボールを奪う"ことです。
カバーシャドウをしたうえでの個でのボールの奪い方とチャレンジ&カバーをトレーニングします。





国際親善試合 アルゼンチン戦

 
フットサル日本代表がフットサルアルゼンチン代表と国際親善試合を行いました。

アルゼンチンは2016年フットサルワールドカップで優勝し、2021年フットサルワールドカップでは準優勝とまさに世界のトップオブトップのチームです。
日本代表は長い間選手として日本代表を牽引してきた木暮監督が指導者としても手腕を見せながら、2021年11月から代表監督となりました。世界基準の木暮監督のフットサルは個人的に楽しみだし、今回も「総じてアグレッシブなプレーを見せたい」とポゼッションを放棄せずに日本のフットサルをすることを示してくれています。


フットサル国際親善試合は同じカードを2試合することが慣例です。
1戦目は12月14日に行われて1-1で引き分けました。

1戦目ハイライト



ハイライトしかないので内容はわかりませんが
格下の日本に引き分けてしまったアルゼンチンとしては2戦目は完勝を目指してくる。
2戦目はそんな本気のアルゼンチンと試合ができる絶好のゲームとなりました。


サッカー日本代表の森保監督がこのゲームを視察した評価を発表しています。
森保一監督、フットサルに見た飛躍のヒント “刺激”を受けたスピードと強度「クオリティーを発揮できれば世界で勝てる」




2戦目のアルゼンチンはコンディションが上がり、フィジカルの強さを感じました。
プレススピードも速く、5ファールがたまるほどとてもアグレッシブなディフェンスです。
攻撃時はピヴォ当てがうまく、またピヴォもキープできるので効果的な攻撃を組み立てます。

一方日本は全く受け身にならず、強いプレスに対してもライン間を使って回避しています。
押され気味ではあるもののトランジションもとても早く、決定機はなかなか作らせません。

2戦目はフル動画を観ることができます。
観るスポーツとしてもとても面白いゲームです。
また、個人戦術やグループ戦術の連続なので、玄人が観ても面白いゲームです。

スクールで月間テーマとして取り組んでいる個人戦術やグループ戦術が随所に出てきます。
スクール生たちが観ると、「なるほど!」と感じるプレーがたくさんあるはずです。

ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。


2戦目フル