2018年4月のテーマ
2018年度最初のテーマは昨年度と同様に「トランジション」です。
トランジションとは切替です。
フットボールは「攻撃」と「攻撃から守備への切替」「守備」「守備から攻撃への切替」の4つの場面の繰り返しです。
つまりトランジションは勝敗を左右する大きな要因の一つです。
特にフットサルの場合はカウンターでの得点が全体の約40%と言われています。
トランジションを制するチームが勝利をものにすると言っても過言ではないでしょう。
トランジションにはフィジカルの要素だけでなく、頭の切替が重要です。
どうしても運動量は多くなりますが、練習では頭の切替の部分にフォーカスします。
2018年度もスクール生たちがフットサルを楽しむことを最優先して、
そのうえで上達を実感していただけるよう精進してまいります。
「より楽しくなる」
「より好きになる」
「よりうまくなる」
プラセール・フットサル・スクール
2018年度もよろしくお願いします!
2018年3月のテーマ
3月のテーマは「復習」です。
この一年間でやってきたことを復習します。
この一年間で実施してきた月間テーマは以下の通りです。
4月「トランジション」
5月「コントロールオリエンタード」
6月「ワンツー」
7月「オーバーラップ」
8月「ポゼッション」
9月「ピヴォ当て」
10月「パラレラ」
11月「エイト」
12月「ディフェンス」
1月「カウンター」
2月「フィニッシュ」
テーマを振り返るだけでも、スクール生一人ひとりのプレーを思い出します。
子どもたちはずいぶん逞しくなったように思います。
子どもたちの成長を感じながら、私自身も反省と挑戦の連続でした。
3月は各クラスごとに強化したいテーマを練習します。
曜日ごと、カテゴリーごと、週ごとにそれぞれ違うテーマを練習することとなります。
スクール生たちは可能性だらけです。
まだまだやりたいことがあるし、
もっと細分化したいことがあるし、
もっと伝えたいことがあります。
それと2対2選手権も行う予定です。
全てのグループプレーの根本は2人の関係です。
2人の関係を習得するにはフットサルがとても有効だと考えています。
スクール生たちはこの一年間で「ワンツー」「パラレラ」「ジャグナウ」「スイッチ」「ブロック」「オーバーラップ」「ピヴォ当て」の2人の関係を練習してきました。
さらにそれをいつどのように使うかの判断力を身につけるにもフットサルは有効です。
もっと言えば、その状況を作り出すことが醍醐味でもあります。
2対2はとても有効なトレーニングです。
コミュニケーションも欠かせません。
子どもたち自身も、保護者の皆様にも
子どもたちの成長を感じていただける月になることを期待しています。
2018年2月のテーマ
2月のテーマはフィニッシュです。
ゴールを奪うシュートの練習です。
フィニッシュとはプレーの終わり方です。
「シュートで終わる」
という言葉をよく耳にします。
しかし、シュートの終わり方によっては良くない状況を招く場合があります。
フットサルの場合は顕著です。
フィニッシュでは個人のシュート練習から始めて、
ゴール前に人数をかけてゴールを奪いきるところまでを練習します。
フットサルで基本的なパターンのセグンド
また、基本的なジョガーダを数パターン練習します。
U-12クラスではエルというパターン練習も行う予定です。
子どもたちの大好きなシュートを打つ機会が多い練習になります。
2月もフットサルを楽しみながら、上手になっていきましょう。
2018年1月のテーマ
1月のテーマは「カウンター」を設定します。
12月のテーマで相手のボールを奪い攻撃につなげる守備を練習しました。
1月はそこから数的有利な状況での攻撃を練習します。
フットサルの試合では全てのゴールの約40%がカウンターからのゴールです。
これは2番目のポゼッションからのゴールの約20%を20ポイントも上回って最も大きい数字です。
数的有利な状況でいかにゴールを奪いきるか、数的不利でいかにゴールを守るかが重要です。
フットサルの場合はその状況をいかに作るかが戦術の一つとなりますが、
今回は数的有利な状況での攻撃を練習します。
カウンターで最も重要なことはゴールを決めきることで、
次に重要なことはカウンター返しを受けないことです。
ゴールを決めきるためには最後まで関わることが必要です。
ラストパスで終わらず最後まで関わる。
キーパーとの1対1はチャンスに見えてなかなか難しいけど、
キーパーと2対1なら簡単に決められる。
その局面を作るためにゴールを決めきるまで関わる。
これが1月のテーマの最大のポイントです。
カウンターを受けないためには
トップチームにはよく言っていることですが、「ボールの失い方を考える」。
よく言われるシュートで終わればいいという訳でもありません。
これはいつかイベント等でやりましょう。
1月も体だけでなく頭を使う練習になります。
当スクールのfacebookページではシェアしましたが、
元フットサル日本代表監督のミゲル氏のコラムです。
「速く考える」を身につけるには? ミゲルがトレーニングに取り入れる“6つの要素”
1月の練習も楽しみにしておいてください。
ディフェンス
12月のテーマは『ディフェンス』です。
ディフェンスの目的は「相手のボールを奪うこと」です。
さらにボールを奪うだけでなく「攻撃につなげること」までを求めています。
攻撃にテクニックがあるように守備にもテクニックがあります。
攻撃が好きな子が多いと思うので、守備のモチベーションを与えるところから始めました。
U-9クラスではチャレンジの部分、
U-12クラスではチャレンジ&カバーを練習しています。
スクールではボールを奪い攻撃につなげるまでを
段階的にポイントを理解することを重視しています。
攻撃も同じですが感覚やフィジカルでプレーできることは素晴らしい能力ですが、
うまくいかなかった時にどの段階でエラーがあって、
どう改善すればいいかを子ども自身が理解することが最も重要だと考えています。
ミスを何がミスだったかを認識できるだけでも上達です。
当然次のプレーはそこを意識してプレーしています。
なので、この数週間だけで守備がかなりうまくなった子がたくさんいます。
まずポジショニング。
ポジショニングだけでもポイントが複数あります。
ゴールとマークする相手の間に素早く行ける
ボールとマークする相手を同時に見られる
裏を取られない
インターセプトを狙える
カバーリングできる
さらにプレッシャー、サイドへ追い込む、ボールを奪う、攻撃へつなげるとそれぞれの段階でポイントがあります。
例えば相手を自由にプレーさせないプレッシャー。
相手の利き足を認識することやいつプレッシャーをかけるのかなどを伝えています。
攻撃同様に守備も練習量と比例してうまくなります。
スクール生たちはこの数週間でかなり良くなっています。
どのクラスでもボールを奪ってからゴールを奪うプレーが増えてきました。
守備が良くなれば攻撃はさらに良くなっていきます。
正直もっと守備の練習はしていきたいところです。
拝読されている方も多いかと思いますが、「ジュニアサッカーを応援しよう」の記事の中で守備に関する記事をご紹介します。
サッカーやフットサルで使える! 守備力向上のヒントとなる記事12選