2018年6月のテーマ
6月のテーマは「コントロールオリエンタード」です。
方向付けをしたコントロールです。
フットサルは足裏で足元に止めてから考えるからダメだと言われることはもうなくなりました。
プレッシャーが激しいフットサルで、ボールを足元に止めることは実は殆どないです。
むしろトラップは止めるのではなく動かすという感覚です。
ファーストタッチはスペースを認知して、体の向きを作って、
最初のタッチでスペースへ運ぶことをイメージしますが、ファーストタッチとも少し違います。
相手との間合いを作るために、バックステップをしながら後ろへコントロールすることもあります。
体の向きとは逆方向にコントロールすることもあります。
どちらも相手の位置と状況を判断したコントロールで
ゴールを目指すコントロールオリエンタードです。
コントロールオリエンタードはサッカーに活きる重要なスキルの一つです。
サッカー界ではネイマール選手やイニエスタ選手が例としてよく挙げられます。
毎回の練習の最後はゲームを行います。
毎回のようにコントロールオリエンタードができればいいプレーになったと感じるプレーがいくつもあります。
コントロールオリエンタードは昨年度は5月のテーマとして実施しました。
コントロールオリエンタードを練習したことによって、
全てのプレーが明らかに上達した選手がいます。
今回も開花する選手が出てくることを楽しみにしています。
レガッテ
今月のテーマはレガッテ、突破のドリブルです。
子どもたちの反応を見る限り、
サッカーチームに所属している子どもたちにとっても、
おそらく教えてもらったことのないボールの持ち方を伝えています。
ディフェンスとの間合い
駆け引き
ふところの深さ
相手の重心を動かす
半歩速く進める運び方
僕が学生の頃には教えてもらったことはありません。
このボールの持ち方はFリーグではサイドの1対1でよく見ます。
サッカー日本代表では長友選手や乾選手がやっています。
難しいボールの持ち方です。
それでも子どもたちは理屈を理解して
「なるほど!」という声が聞こえてきます。
今月は形を変えながら1対1のメニューを多く取り入れています。
子どもたちは自分なりに考えて突破にチャレンジしています。
そこに個々の状況に応じてエッセンスを与えています。
最後のゲームの時間にはサイドでの突破のチャレンジが増えてきました。
とても手応えを感じるトレーニングになっています。
月間テーマとしては年間1回のチャンスですが、
イベント等で定期的に実施していきたいと感じています。
2018年5月のテーマ
5月のテーマは「レガッテ」を設定します。
ドリブルには2種類あります。
一つはボールを運ぶための「コンドゥクシオン」
一つは相手を抜くための「レガッテ」です。
レガッテは昨年度にスクール初のイベントとして開催した
「テクニック強化レッスン」でポイントとして伝えました。
昨年度のイベントの様子はこちら ⇒ テクニック強化レッスン
スクールでは年間を通じてほぼ毎週新しいテクニックを練習します。
その中で相手を抜くフェイントも数多く練習します。
そのテクニックをより効果的に使うために、
レガッテはとても重要な要素です。
普段パスを選択しがちなスクール生にとっても、
相手を一つ惑わすプレーができるようになると思います。
5月もフットサルを楽しみながら、上達していきましょう。
「より楽しくなる」
「より好きになる」
「よりうまくなる」
プラセール・フットサル・スクール
通常スクールへの無料体験も随時募集しています。
定員数まで残り僅かのクラスもございますので、
お早めにお申し込みください。
2018年4月のテーマ
2018年度最初のテーマは昨年度と同様に「トランジション」です。
トランジションとは切替です。
フットボールは「攻撃」と「攻撃から守備への切替」「守備」「守備から攻撃への切替」の4つの場面の繰り返しです。
つまりトランジションは勝敗を左右する大きな要因の一つです。
特にフットサルの場合はカウンターでの得点が全体の約40%と言われています。
トランジションを制するチームが勝利をものにすると言っても過言ではないでしょう。
トランジションにはフィジカルの要素だけでなく、頭の切替が重要です。
どうしても運動量は多くなりますが、練習では頭の切替の部分にフォーカスします。
2018年度もスクール生たちがフットサルを楽しむことを最優先して、
そのうえで上達を実感していただけるよう精進してまいります。
「より楽しくなる」
「より好きになる」
「よりうまくなる」
プラセール・フットサル・スクール
2018年度もよろしくお願いします!
2018年3月のテーマ
3月のテーマは「復習」です。
この一年間でやってきたことを復習します。
この一年間で実施してきた月間テーマは以下の通りです。
4月「トランジション」
5月「コントロールオリエンタード」
6月「ワンツー」
7月「オーバーラップ」
8月「ポゼッション」
9月「ピヴォ当て」
10月「パラレラ」
11月「エイト」
12月「ディフェンス」
1月「カウンター」
2月「フィニッシュ」
テーマを振り返るだけでも、スクール生一人ひとりのプレーを思い出します。
子どもたちはずいぶん逞しくなったように思います。
子どもたちの成長を感じながら、私自身も反省と挑戦の連続でした。
3月は各クラスごとに強化したいテーマを練習します。
曜日ごと、カテゴリーごと、週ごとにそれぞれ違うテーマを練習することとなります。
スクール生たちは可能性だらけです。
まだまだやりたいことがあるし、
もっと細分化したいことがあるし、
もっと伝えたいことがあります。
それと2対2選手権も行う予定です。
全てのグループプレーの根本は2人の関係です。
2人の関係を習得するにはフットサルがとても有効だと考えています。
スクール生たちはこの一年間で「ワンツー」「パラレラ」「ジャグナウ」「スイッチ」「ブロック」「オーバーラップ」「ピヴォ当て」の2人の関係を練習してきました。
さらにそれをいつどのように使うかの判断力を身につけるにもフットサルは有効です。
もっと言えば、その状況を作り出すことが醍醐味でもあります。
2対2はとても有効なトレーニングです。
コミュニケーションも欠かせません。
子どもたち自身も、保護者の皆様にも
子どもたちの成長を感じていただける月になることを期待しています。