2022年10月のテーマ

10月のテーマの発表です。



毎回このテーマ発表を楽しみにブログを確認してくれているスクール生がたくさんいるようです。次は何を教えてくれるんだろうというワクワク感は間違いなく上達スピードを上げています。テーマの言葉の意味がわからない場合は調べてくるスクール生もいます。スクールを楽しみにしてくれていることが伝わってきて、とても嬉しいです。


U-6クラス ≪パスもしてみよう≫


一人ひとりの技術が上がってきました。ボールへの執着心や勝ちたい気持ちも出てきました。そうなるとどうしても団子状態になってしまいます。今の段階で団子状態がダメだとは言いませんが、こういう方法もあるよという意味で少し離れてパスを受ける体験をしていきます。選択肢が増えることで、さらに技術を発揮できるようになります。


U-9・U-12・エリートクラス ≪2人組の展開(オーバーラップ・スイッチ)≫


オーバーラップは基本的なグループ戦術の一つです。スクール生の中にも積極的にオーバーラップをする選手がいますし、ジュニアの試合でもよく見ます。
グループ戦術なのでお互いの共通認識が必要で、より効果的に成功させるためのポイントがいくつかあります。

スイッチはフットサルでは頻繁に使われます。マークを外したり数的有利な状況を作ることができるからです。またフィニッシュに直結するプレーにもなります。
サッカー日本代表では久保選手と堂安選手が近いポジションの時に使っていました。
ボール保持者はドリブルの角度とスピード・シールディング・判断、サポートの選手はタイミング・ファーストタッチがポイントになります。


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フットサルがサッカーに有効だという記事をまとめています。ぜひ参考にされてください。
フットサルの価値


2022年9月のテーマ

 
9月のテーマの発表です。



U-6クラス ≪足裏を使ってみよう≫


フットサルは足裏を多用します。足裏を使うことでボールをコントロールしながら周りを観ることができること。コントロールオリエンタードの種類がかなり増えることがメリットです。幼少期にフットサルをプレーしている選手が多い、サッカーのブラジル代表選手やスペイン代表選手は試合中に足裏をよく使っています。足裏も使える方がいいことは間違いないです。

今月は足裏を使ったテクニックを2つ練習します。フットサルでもサッカーでもとてもよくつかわれるテクニックです。


U-9・U-12・エリートクラス ≪エントレリネアス≫

普段のトレーニングでライン間を活用するためのポジショニングを常に伝えています。今月はそのライン間の活用の仕方の一つであるエントレリネアスを練習します。またエントレリネアスを有効に使えるようになるために、ジャグナウ、3枚目の動き、ヘドンドを段階的にトレーニングします。
県内のジュニアフットサル大会を観戦すると、このエントレリネアスを使うだけで数的有利な状況を作り出せている場面が多々あります。

今月のトレーニングはボールと自分の関係だけでなく、3枚目も意識したオフザボールの動きも学ぶことができます。フットボールIQが上がると断言できます。




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2022年8月のテーマ

 
8月のテーマの発表です。



U-6クラス 《ボールを止めよう》


この数か月でだいぶ身体が動くようになってきました。テクニックの導入のためにチャレンジしたケンケンパなどで神経系の発達が目に見えてわかります。一度成功すれば、もう当たり前のようにできてしまいます。
ここで改めて。ボールを止めるテクニックを練習します。4月はボールを止めてOKになっていたので、今回はクオリティを上げていきます。

U-9・U-12・エリート 《レガッテ》

当スクールのストロングポイントの一つであるテーマです。レガッテとは突破のドリブルのことで、当スクールではサイド突破のためのボールの置き所と突破のタイミングをトレーニングします。また、サイド突破に有効なラボバというテクニックを練習します。レガッテは複数の選手が激変するテーマの一つです。
最近ではサッカー日本代表の三苫選手のドリブルが注目されていますね。まさにあのサイド突破がレガッテのイメージです。


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2022年7月のテーマ

 
7月のテーマの発表です。



U-6クラス


「相手を見よう」

5月と6月でテクニックの中で基本となる2つのフェイントを練習しました。ボールを止めた状態で相手もコーンのまだまだ初歩的な導入でした。今月はフェイントで相手を動かすということにアプローチしていきます。
この年代のテクニックのトレーニングは試合で発揮するという技術向上の面もあり、身体を自由に動かせるようになるという側面もあります。うまくいかないことの方が多いですが、小さな成功体験を一緒に喜びながら楽しく練習していきます。


当スクールのテクニックとは1対1の局面で発揮する個人スキルのことです。そのテクニックを相手をかわす「フェイント」とドリブルの方向を変える「ターン」の2つに分類しています。U-6クラスでは年間20個程度、U-9クラスでは年間30個程度、U-12クラスでは年間40個程度のテクニックをトレーニングします。全て難しいものではなく様々な形に応用ができる基礎的なテクニックです。選手たちはその中から得意なテクニックを見つけて自分のものにしていきます。それぞれのテクニックのポイントを段階的にトレーニングし、どのような場面で発揮できるのか、より効果的に発揮するためのポイントをトレーニングしています。




U-9・U-12・エリートクラス


「ピヴォ当て」

フットサルでもサッカーでもフットボールにおいて最も盛り上がる醍醐味であるゴールを奪う点で非常に重要なテーマになります。サッカー日本代表の試合を観ていて、得点力を上げるためにバイタルエリアでピヴォ当てを使ってほしいと個人的に強く思っています。

ピヴォとはフットサルのひし形のフォーメーションの場合の前のポジションのことを指します。フットサルではピヴォを使った攻撃やピヴォを使いながらピヴォが作ったスペースを使う攻撃が有効な戦術の一つです。サッカーで言うクサビになります。今のサッカー日本代表では大迫選手がその役割を担っています。相手陣地深いところでボールをおさめて時間を作り、味方が相手のマークを外してスペースに入ってくれば、必然的にチャンスになります。それがバイタルエリアであれば決定的なチャンスになります。

今月はピヴォ当てをする前のボール保持者の選択肢、味方選手のポジショニングと、ピヴォ当てをした後のデスマルケ、さらにフィニッシュの部分をトレーニングします。チームのオフェンスを担っている選手にはぜひ知ってほしいトレーニングになります。また、守備的な選手にもこういう動きがあるということを知ることで対応に役立つので、やはり知ってほしいトレーニングになります。



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2人組のユニットプレー

 
今月のテーマは2人組のユニットプレーの中のスルーパス・ワンツー・バです。

サッカーの試合を観ていると「今のはワンツーできたんじゃない?」という声を耳にします。その感覚は素晴らしいと思います。ではその状況とはどのような状況なのか。その状況を分解して、どのような条件が揃った時にスルーパスやワンツーが成立するのかを理解してもらうことから始めました。

ボードを使いながら5分程度の少し長めのMTになります。選手たちに問いかけ、様々な意見が出て、ボードでイメージしてもらいながら導いていきます。この時点で「なるほど!」「そういうことか!」という声が聞こえてきました。

実際にトレーニングする中でパスの質を求めました。パスの質には3つのポイントがあります。パスが通らなかった時はこの3つのどれかにエラーがあります。選手自身が修正するために、そのエラーの原因が3つのポイントのどれなのかを理解できることが非常に重要です。

さらにデスマルケが必要であることを伝えます。デスマルケとはサッカーでよく言われるチェックの動きのことです。サッカーの試合では殆どの時間がオフザボールの時間です。ジュニア世代でオフザボールの動きの一つであるデスマルケを身につけることはとても重要だと考えています。

さらにさらにフィニッシュについても求めます。フィニッシュとはシュートです。一番いいフィニッシュはゴールを決めることですが、やってはいけないフィニッシュがあります。「シュートで終われ」という言葉をよく聞きますが、その真意の部分です。



スルーパスやワンツーはシンプルなプレーです。しかし奥深いです。スクール生たちは頭をフル回転しながらプレーの質も求められる中でトレーニングしました。そしてこのトレーニングによって、スルーパスやワンツーができる状況を作り、意図してユニットプレーを成功する成功体験をいくつも経験しました。とても手応えを感じています。

今日で一週目のトレーニングが終わりました。今月のテーマは当スクールのストロングポイントだということを改めて感じました。

トレーニングの様子をいくつかYouTubeチャンネルにアップしています。
プラセールフットサルスクール YouTubeチャンネル ⇒ 2人組のユニットプレー