2022年8月度ゲームデイ

 
8月のゲームデイを開催しました。

今月のテーマは《レガッテ》でした。レガッテは突破のドリブルで、当スクールでは主にボールの持ち方と突破のタイミングをトレーニングしています。レガッテを身につけると視野も広がるので、状況の認知もしやすくなり選択肢が増えます。プレーの幅が広がり、毎年激変する選手がうまれるテーマです。



それでは今月の優勝チーム・優秀選手の発表です。

月曜日 U-9クラス 「タイガ選手」



月曜日 U-12クラス 『野菜ブラザーズ』



火曜日 U-9クラス 『バナナ』



火曜日 U-12クラス 『スカイピース』



水曜日 U-9クラス 『太陽』



水曜日 U-12クラス 『ライトグリーン』



木曜日 U-9クラス 「リク選手」



木曜日 U-12クラス 『カレーライス』



木曜日 エリートクラス 『グリーンアップル』



金曜日 U-9クラス 『パイナップル』



金曜日 U-12クラス 『きんにくん』



 
今月のplacer賞は4名

プラセール賞とは・・・
チームを優勝に導いた選手を表彰する制度です。優勝回数が5回、15回、30回で表彰しています。キャプテン賞も優勝回数に加算します。ゲームデイではキャプテンマークにも記載している「Positive」と「Duel」を求めています。ポジティブな声掛け、気づいて自分で動けた時、諦めずにプレーした時などにグリーンカードを提示しており、ただ上手い選手がチームを優勝に導いているとは限りません。勝負には拘りながらも、プラセールのゲームデイはポジティブな雰囲気で選手たちがフットサルを楽しんでいます。そしてプラセール賞が選手たちのモチベーションになっています。


いちた選手
メキメキとボールコントロールが上手になってきています。慌てて大きく蹴ることはなくなり、確かなテクニックでプレッシャーを受けながらもボールを失うことが激減しています。5回目の優勝は納得の結果です。

けいと選手
素早く幅をとり、アグレッシブにゴールを目指すプレーは同じクラスの選手たちの良い見本になってくれています。上達スピードが上がってきているので、数か月後が楽しみです。

ゆうき選手
いつもニコニコでおっとりしているように見えますが、コーチの言葉をかみ砕いて自分なりに理解してチャレンジしています。たまに驚くようなファインプレーがありますが、そこにはしっかりとした裏付けがあり、今回15回目の優勝となりました。

ゆづき選手
圧倒的に純粋でフットボールが大好きな気持ちが常に身体からこぼれている選手です。技術面では一年前にレガッテのトレーニングをして激変した選手です。その後レガッテに磨きをかけ、所属チームでもレガッテを発揮してチャンスを作っているようです。

皆さん、おめでとうございます!


動きやすい季節に入っていきます。9月からは新しいスクール生がかなり増えます。スクール生のみんながもっとフットサルを楽しみ、ドンドン上達できるようにスクールの質も上げていきます。



2022年9月のテーマ

 
9月のテーマの発表です。



U-6クラス ≪足裏を使ってみよう≫


フットサルは足裏を多用します。足裏を使うことでボールをコントロールしながら周りを観ることができること。コントロールオリエンタードの種類がかなり増えることがメリットです。幼少期にフットサルをプレーしている選手が多い、サッカーのブラジル代表選手やスペイン代表選手は試合中に足裏をよく使っています。足裏も使える方がいいことは間違いないです。

今月は足裏を使ったテクニックを2つ練習します。フットサルでもサッカーでもとてもよくつかわれるテクニックです。


U-9・U-12・エリートクラス ≪エントレリネアス≫

普段のトレーニングでライン間を活用するためのポジショニングを常に伝えています。今月はそのライン間の活用の仕方の一つであるエントレリネアスを練習します。またエントレリネアスを有効に使えるようになるために、ジャグナウ、3枚目の動き、ヘドンドを段階的にトレーニングします。
県内のジュニアフットサル大会を観戦すると、このエントレリネアスを使うだけで数的有利な状況を作り出せている場面が多々あります。

今月のトレーニングはボールと自分の関係だけでなく、3枚目も意識したオフザボールの動きも学ぶことができます。フットボールIQが上がると断言できます。




プラセール・フットサル・スクールでは各曜日の通常クラスに無料で体験参加をしていただけます。各クラス定員数を設定しております。ぜひお早めにお申し込みください。



無料体験のお申し込み
 


フットサルがサッカーに有効だという記事をまとめています。ぜひ参考にされてください。
フットサルの価値


OBからの相談

スクールOBの選手から連絡をもらいました。


「伸び悩んでいると言われて、具体的に自分に何が足らないのかよくわかりません。次の大会もあるので、どうすればいいかアドバイスが欲しいです。」

 
彼は4年生になる少し前にスクールに体験参加しました。その時はサッカーが嫌いになってしまっている状態でした。もうサッカーはやめたいという状態でスクールに体験参加して、フットボールの楽しさを改めて感じてくれて即入会しました。保護者様のご尽力によってここでご縁をいただけたことをとても感謝しています。

彼はもともと技術的に卓越した選手でした。それ故に、当初は周りの選手への言葉がネガティブなことがありました。当スクールではポジティブな雰囲気であることがなぜ大切なのかを伝えており、選手たちにもポジティブな声掛けを求めています。ネガティブな言動は見逃さずに指摘するので、彼の言動を指摘することが多かった記憶があります。

しかし彼がポジティブな声掛けをした時に、周りの反応が変わり、彼への信頼度が変わる。それを実感した時から彼は変わり始めました。そうなると周りの選手のプレーも良くなり、自分もプレーしやすくなる。そして達成感を感じるポイントが変わってフットボールの面白さを見出すことができました。スクールにはチームに所属していない選手も複数在籍しており、彼らと一緒にプレーして彼らがみるみる上達することを目の当たりにできたことがプラスになったのではないかと思っています。



技術的には当スクールの月間テーマの一つである「レガッテ」をトレーニングしてから激変した選手の一人です。ボールの持ち方が変わったことでプレーの選択肢が増えて、元々持っていた技術の高さをより効果的に発揮できるようになりました。正直なところ、指導者としてこのトレーニングが有効であることを実感させてくれた選手の一人でもあります。

サッカーが好きになった彼の吸収力は凄まじかったです。6年生になった時には県トレセンの中心選手として活躍するまでになりました。そして現在は中学の部活の道を選択して、チームの中心選手として頑張っています。



OBからの連絡はとても嬉しいです。それと共に悩みに対して真剣に向き合いたいと思いました。まず彼のプレーを観る機会がなさそうなので、過去の試合映像をもらいました。

映像を観て、率直にとても厳しい環境だと感じました。チームのゲームモデルも感じられず、攻撃面も守備面もリアクションなので、常に主導権が相手にありました。ピッチ上もベンチからも声がないので、雰囲気も良くない。個々の能力は相手チームとほぼ差はないけど、10点ほど失点していました。
これで「伸び悩んでいる」という一言で片づけられるのはあまりに理不尽だと感じました。



ゴールは仲間とサッカーを楽しむことだと考えます。結果を求めては悪循環になってしまいがちだし、結果は自然についてきます。仲間とサッカーを楽しむために取り組むべきことは2つあると伝えました。

①ポジティブな雰囲気を作ること
②ストロングポイントを発揮すること

ポジティブな言動がポジティブな雰囲気を作り、チームが変わっていくことを彼は体験しています。ミスやエラーはいくらでも起こるし、周りからはネガティブな言動があるかもしれない。雰囲気を変えるのは簡単なことではないし時間がかかることです。それでも自分はやり続けることです。少しでも雰囲気が変わった時、チームは大きく変化すると思います。

ストロングポイントは2点あります。まず彼自身のストロングポイントを発揮することです。苦手なプレーに注力して、得意なプレーを発揮できないのはもったいないです。
もう1点はチームのストロングポイントです。映像で見る限りではチームのストロングポイントがありました。しかしそれを発揮できない状況を自分たちで作り続けていました。


彼にはもう少し具体的に説明しました。彼なりに腹落ちしたようです。
近々リーグなどを観戦に行きたいと思います。



ストレッチ

 
ここ数年、子どもたちの身体がとても硬いように感じています。小さい頃に運動する機会が少なくなっているからでしょうか。外で遊ぶ機会が減ってきているのでしょうか。フットサルやサッカーの指導をしていて、特に股関節の可動域が狭いことは強く感じています。なので、スポーツをしているかしていないかに関わらず、身体をうまく使えていないと感じるお子様がとても多いです。

それが原因なのか、一般的に成長痛や成長期スポーツ傷害と呼ばれる傷害の中でも重度のものを患うお子様が年々増えているような気がします。



僕の周りのお子様たちは病院で診断してもらった結果、例外なく暫く運動を控えることと日々ストレッチすることを指示されています。
僕の息子の場合は5年生の時に足の痛みで普通に歩くこともできず、スポ少どころか学校の体育も休んでいました。病院で診察してもらった結果、骨の成長が止まる高校を卒業するくらいまではスポーツも体育も禁止で、日々ストレッチをするように指示されました。サッカーが大好きな息子はかなりショックを受けていました。
しかしご縁があって神経筋制御理論の知識があった僕はすぐにトレーナーさんに相談して見てもらいました。病院では足首や足の甲の異常を言われていましたが、トレーナーさんに歩き方を見ていただいたら膝の使い方が悪いと言われ、数種類の体操を30分程度実施しました。その結果、痛くて歩けなかった息子が全く痛みを感じなくなり、目視による足の異常もなくなりました。そして体操を教えていただいて、その翌週から学校の体育にもスポ少の活動にも復帰しました。中学3年生になった今も問題なくサッカーを続けています。
もし病院の指示を信じて小5から高校卒業まで運動をしなかったら、息子の人生は大きく変わっていたと思うと怖い話です。



小学生や中学生と関わる機会が多いので、成長痛や成長期スポーツ傷害、または故障に関するご相談をいただくことはとても多いです。ご相談いただいた皆様には、まずは病院でどのような症状なのか確認して医師の指示を仰いでいただいたうえで、僕の経験からいくつかの体操をご紹介しています。重度の場合は上記のトレーナーさんをご紹介しています。ちなみに簡単には予約できない方です。

僕自身も怪我をした際には診ていただいて、体操を指導していただいています。明らかに復帰までの時間が早くなった実感があります。





色々な考え方があります。自分が正しいとは言いません。自分の経験からのお話です。

静的ストレッチはおススメしていません。痛みを感じるまで筋肉を伸ばすことは、伸びきったゴムをさらに伸ばそうとしていることと同じです。
おススメしているのは関節の可動域を広げる体操です。動的ストレッチも含まれます。僕が関わらせていただいているスポ少では関節の可動域を広げる体操を準備運動で取り入れています。
故障した際には体操のやり方を説明したオリジナルの動画を見ていただいています。数十人にお伝えしてきました。気に入ってずっと続けてくれている選手もいます。

関節の可動域が広がると、身体をしなやかにうまく使えるようになります。あらゆるスポーツをプレーするのに有利になるのは間違いないです。
即座の習得ができるゴールデンエイジで飛躍的に成長するために、プレゴールデンエイジでしっかりと体づくりをしておきたいです。そのためにも関節の可動域を広げておきたいです。


スクール生やOBで困っていることなどがあればお気軽にご相談ください。




夏休み短期教室

 
2日間の夏休み短期教室を開催しました。

このイベントはM-T-M方式のイベントです。アップの後に試合をして、試合での課題をトレーニングして、最後に試合をする形です。今回はチームに所属している1~4年生を対象とさせていただきました。期待以上の反響で、すぐに満員となり、スクール生が5名しかエントリーできず。その分、意識の高い選手たちが参加してくれました。


一日目のアイスブレイクのメニューで一気に緊張はほぐれた様子でした。ボールの力ってすごいです。選手たちは最初のゲームからそれぞれの持ち味を発揮してくれていました。初めての場所で初めてのメンバーの中でも物怖じせずアグレッシブにプレーできるのは素晴らしいと思います。球際も強く、スキルも高く、面白い選手ばかりでした。

その中で全員を上手くさせられると感じたことは「ボールの持ち方」でした。
フットサルはそもそも人口密度が高い競技です。さらに今回はアグレッシブな選手ばかりだったので、守備時の寄せが早くて球際も強い。一方、攻撃面では体の向きやスキルは悪くないのに奪われてしまう。理由はいくつかあったのですが、参加者全員が良くなると感じたのが「ボールの持ち方」でした。


ボールの持ち方は当スクールで「レガッテ」という月間テーマでトレーニングしている内容です。ちょうど8月のテーマが「レガッテ」になります。フットサルでは利き足とは逆サイドに配置することがベーシックで、このボールの持ち方をすることでボールを失うことが少なくなり、さらにプレーの選択肢が増えます。これは香川県のジュニアサッカーではあまりトレーニングされていないように感じており、当スクールでは激変する選手が毎回うまれるテーマです。サッカー日本代表の三苫選手のドリブルが注目されていますが、まさにあのボールの持ち方です。


早速ドリル形式からレガッテのトレーニングをしたところ、みんな飲み込みが早い。段階的に求める質を上げていきましたが、理解してチャレンジしてくれていました。1対1のトレーニングに発展した際に、必ず突破できるポイントを伝えました。毎年そうなのですが、このデモンストレーションは選手たちにしっくりくるようです。



二日目のテーマは「ライン間を作って使うこと」だと一日目のゲームを観て予め決めていました。どういうことかと言うと、パスを受けられればチャンスになる所に予めポジショニングする選手が多かったのです。もっと極端に言うと、相手ゴール前にポジショニングする選手が多く、そこへの強引な縦パスを入れる選手が多かったです。ハイプレッシャーを受けながら縦パスを入れられるスキル、背後からのプレッシャーを受けながら前を向いてフィニッシュにもっていくスキル、これらは素晴らしいものがありました。

しかし、フットサルは使いたいスペースを個人戦術やグループ戦術で作って使うことが大きな醍醐味の一つです。そのベースとなる考え方が「ライン間を作ること」になります。相手と相手を広げてギャップを作る。つまりは幅をとるということになります。縦に運ぶことは優先順位が高いですが、相手を引き付けて前方にスペースを作る方が効果的にゴールを奪うことにつながります。

これはトレーニングとして行うのは時間が足らないので、ゲームの中でアプローチしていきました。この部分はおごりではありますが、普段からトレーニングしているスクール生たちのプレーがお手本になってくれました。ゲームを進めながら他の選手たちにも浸透し、幅をとってレガッテで突破したり、相手がくいついたらワンツーを使ったり、ライン間を使って縦パスを入れたり、ゲームの質がとても上がったと思います。



 
ご参加いただいた選手の皆様、保護者の皆様、ありがとうございました!
一人ひとりのスキルが高く、みるみる選手たちが変わっていく様子を見て、指導していてもとても楽しかったです。なによりサッカーやフットサルが好き、楽しいというパワーが溢れていました。

またこのような機会を作りますので、楽しみにしておいてください。