チーム

 
スクールに通うメリットはたくさんあります。



まず、チーム内外問わず複数の指導者に指導してもらうことにメリットがあります。

指導者によって価値観が違ったり、見る角度が違ったり、

同じテーマでも伝え方が違ったり、評価が違うからです。





チームでは時間的に難しいトレーニングを補うこともメリットです。

特にボールコントロールやテクニックがそれにあたります。

当スクールでは毎回ボールコントロールの練習を数分間実施します。

この数分間の積み重ねはとても大きいです。

またU-6クラスで年間20個程度、U-12クラスで年間50個程度の基本的なテクニックを覚えます。

テクニックとはフェイントやターンのテクニックです。

この中から選手たちは得意なテクニックを見出していきます。





たくさんの個人戦術やグループ戦術を学べることもメリットです。

チームではチーム戦術がベースにあるため、

チーム戦術が成立するための個人戦術やグループ戦術に特化する傾向があり、

チームでは教えてもらえないけど、将来必ず必要になる戦術をスクールで身につけることができるからです。





チームメイト以外の選手との交流もメリットです。

友達が増えるというメリットもありますが

色々なタイプの選手と対戦したりコミュニケーションをとれるメリットも大きいです。


また、スクールでは対外試合は基本的にないので、

競争や勝利至上主義の概念が全くなく、純粋にフットボールの楽しさを追求することができます。








一方、スクールでは難しい部分もあります。

戦う気持ちの部分や、チームワーク、より深い戦術への落とし込み、

チームの勝利への導き方などはスクールでは難しい部分です。


しかしそこをリンクすることでスクールの価値が高まると感じています。

そういうことを学ぶために2年前からある少年団に外部コーチとして関わらせていただいています。





ジュニアの試合を観戦してスクール生たちのプレーを見る機会が増え、

こういうことをスクールでやるべきだと感じて取り組むようになったこともあります。

いくつかありますが、例えば浮き球の処理の仕方を知らない選手がとても多いです。


また≪言語化≫がとても重要だと感じています。

当スクールでは『未来』『デュエル』『ペンギン』などの言葉を使って、局面でのプレーを伝えています。





チームに関わるようになって、本当にたくさんのことを学ばせていただいています。

まずチームを勝利に導くこと自体がとても面白いです。

勝てないのは100%指導者の力不足なので、

自分が勉強して指導力を上げるしか選手は上手くなりません。


選手が本来持っている力を発揮させることもとても重要だと感じています。

メンタルやちょっとした工夫で選手はずいぶん変わります。


選手が小さな成功体験を積み重ねることができて、

それが例えば得点や勝利につながった瞬間の選手たちの表情はたまらないですね。

常勝のチームより、勝てないチームを導くことの方が面白味があります。





選手の悩みや保護者様の不安なども直接聞かせていただけるようになり

指導者としてどのように指導にあたるべきかも学ばせていただいています。

例えば、チームでの練習メニューの説明や試合時のミーティングなどは

必ず保護者様の側で行ったり保護者様に聞こえるように意識しています。

指導者として何を考えているのか、何を目的としたトレーニングなのかを

保護者様にも見えるようにすべきだと感じているからです。





大変ありがたいことに、今年度はその少年団のU-11チームを任せていただくこととなりました。

スクール生が所属しているチームと対戦する機会も多いと思います。

ちなみに僕はスクール生かどうかに関わらず、相手チームのいいプレーも大きな声で称賛します。

学年が違っても試合会場でお会いする機会も多いと思います。

ぜひお気軽にお声かけください。








スクールでもチームでも最も大切なことはお子様たちの将来です。

たくさんの選手たちに関わらせていただけていることを感謝します。